（株）アイシン探偵事務所　　代表の高杯です。

当社は室蘭市を含め、北海道全域で様々な調査を承っております。

ご主人の浮気調査を依頼されたＥ子さんからご連絡をいただく。

Ｅ子さん　　「社長・・・・お久しぶりです」

探偵　　　 「お元気でしたか？」

Ｅ子さん　　 「ハイ・・・元気ですよ」

「ところで１月から夫とまた暮らすことにしました」

「ハ・ハ・ハ・ハ」

Ｅ子さんのご主人は結婚以来、浮気癖が悪く、ずっと我慢を強いられていた。

Ｅ子さんがご主人に何か言おうものなら、

「誰のおかげで生活できるんだ・・・」と恫喝するのであった。

ある時、小学生の子供が言った。

「お母さん・・・最近、笑わなくなったね」と。

その言葉を聞いたとたん、Ｅ子さんは色々なものが吹っ切れたらしい。

そして思った・・・自分の人生を生きようと。

離婚を決断したＥ子さんは探偵に調査を依頼し、

ご主人の確実な浮気証拠をとっておこうと考えた。

調査の結果、やはりご主人の浮気が確認された。

まずＥ子さんは別居をすることを決め、着々と準備をした。

まずはハローワークに行き、仕事を決めた。

子供と２人で住むためのアパートも決めた。

家財道具などもリサイクルショップなどで購入した。

そして家庭裁判所に行き、離婚調停の申し立てをした。

ある金曜日・・・

ご主人が会社に出勤するとすぐに引越業者が到着する。

急いで段ボールに衣類などを詰め込み、トラックに積んでもらう。

引越先にはすでにリサイクルショップで購入した

電化製品や家財道具が運ばれている。

午後２時には引越が終わった。

そしてＥ子さんはスーパーに買い物に行き、自宅に戻って食事のしたくをする。

ご主人の好物を全て作る。

天ぷら・・・・

ローストビーフ・・・

刺身の盛り合わせ・・・

カレイの煮つけ・・・

トンカツ・・・

炊き込みご飯・・・

食卓テーブルに並べきれないほどの料理を作った。

テーブルの隅に「今までありがとう・・・そしてサヨナラ」と書いた置き手紙をおいた。

Ｅ子さんが妻として最後の意地を通したのだ。

帰宅したご主人は驚いたであろう。

その後・・・ご主人の態度は一変した。

調停でもとにかくＥ子さんに平謝りのご主人。

離婚はしたくない・・・

やり直したい・・・

妻に謝りたい・・・　等と今までのご主人からは想像できない態度であった。

きっとＥ子さんが出ていった日、

最後の晩餐をしながら家族の大切さを考えたのだろう。

Ｅ子さん・・・今度は夫婦仲良く暮らしてくださいね・・・・

 

 

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