帯広市興信所(探偵)のコラム 夫婦の歯車が狂わないことを願います・・・
(株)アイシン興信所 代表の高橋です。
当社は帯広市を含め、北海道全域で様々な調査を承っております。
先日、辛い調査を行いました。
私が探偵を始めたころの依頼人(奥さん)からご連絡をいただく。
当時の依頼はご主人の浮気調査であった。
ご主人は浮気がおおやけになると逆ギレと開き直り。
奥さんも悩んだ末に離婚を決断された。
そのご主人が今年、孤独死で発見された。
そして依頼はそのご主人が自分と離婚してから亡くなるまでの20年間を調べてほしいとの依頼。
奥さんは『私、本当に夫が大好きだったんです』
『亡くなるまでのあの人を知って、ずっと供養をしてあげたいのです』と。
探偵は離婚後からのご主人の足跡をたどった。
奥さんと離婚後、その浮気相手とも別れた。
2年後、長年勤めていた会社も辞めた。
そして、仕事を転々としてらしい。
探偵がご近所で聞き込みをしているとご主人と仲良くしていた男性に話を聞くことができた。
『彼はずっと奥さんと離婚していたことを後悔していたよ』
『最近はもう一度、別れた奥さんに会いたいと何度も言っていたね』
ご主人はなれない家事をしながら、趣味の散歩を毎日、していたそうだ。
その後、ご主人の遺品の中から日記が出てきた。
毎日、今の寂しさを綴り、奥さんへの謝罪を繰り返していた。
奥さんは探偵の報告を聞いて、一言いわれた。
『私たち二人はどこかで歯車が狂ったのですね』と涙を流されていた。
探偵も辛い調査であった。