探偵南幌町のコラム 警察の家出人・失踪人の対応
(株)アイシン探偵 代表の高橋です。
当社は北海道全域で様々な調査を承っております。
今回は『警察の家出人・失踪人の対応』について。
年間の家出人・失踪人の総数は8万人前後。
(警察への届け出人数)
まず成人の家出人・失踪人を警察は探しません。
自らの意思において家出、失踪することは「犯罪ではない」からです。
仮に警察官が職務質問で家出人・失踪人と接した場合も
その場で拘束することは人権上、できません。
以前、当社でお受けした案件において当事者がスピート違反で警察に捕まった。
当然、その場で失踪人届けが出されているのを
警察官は確認した。
だが警察官は「家族の方が心配している」と伝えただけであった。
では警察に失踪人届けを出す意味は何なのか?
変死体の発見時の照合確認をするため。
テレビドラマなどで刑事が失踪人を探すシーンなどがあるが現実にはないのです。
例外的に自給無能力者(痴ほう・高齢者など)においては警察の捜査が行われる場合もある。
また仮に妻が小さな子供を連れて
浮気相手の男性のところに家出する。
夫は警察に妻と子供の家出人届を出す。
警察が何らかの過程でその妻と子供の状況(住所など)を
掴んだとしても警察は夫にその状況を教えてくれない。
このようなことも踏まえておく必要がある。